free school terra日記 買い物は算数の宝庫
歩き明日はfree school terraのクリスマス会。当日は調理に専念するために今日買い物をする計画でした。ホワイトボードに書きだされた準備物。分量の計算からスタートです。ネットで調べれば一人分のカレーの分量がわかります。そこから人数分の材料を計算。しかし、そこには、割り切れない数の処理が生まれます。
例えば ニンジンは一人分は1/3本と書いてあります。10人分だと3と1/3になります。しかし、1/3本という売り方はしていません。また大きさも違います。子どもたちは中くらいを4本と処理しました。
カレーの材料とケーキの材料をメモして、「予算3000円」をもってみんなで買い物にでかけます。徒歩5分で地元では有名なスーパーに行けるのは強み。
 
買い物はすべて子どもたちにお任せです。予算内で買えるように調整することと伝え、電卓ももちました。税抜き金額と税込み金額の両方が明示してあるので、今回は税込み金額の端数を切り捨てて計算するように。そこだけは事前に指導しました。
 
手をつないで歩く1年生コンビの後ろ姿が何ともかわいい。
まず真っ先にケーキの材料。
イチゴやキウイなどの果物の値段をみて、相談が始まります。バラバラで購入すると単価が高い。ふと見ると盛り合わせが置いてありました。今度は、入っているものの種類や数と値段を比較し購入するものを決めていきました。
 
大人の感覚だと、売り場ごとに必要なものをかごに入れながら進みますが、子どもたちはメモに沿って売り場を回ります。同じところを何度も行ったりきたり。中学生のNさんは、その様子をみながら、「おもしろいね。書いた順にまわっているんだ。」と。彼女はこのスーパーの売り場は把握しているので逆に後ろを籠をもってついていきます。
ジャガイモやニンジンを選ぶ時は数や大きさも考えます。玉ねぎもですね。今回玉ねぎは大きめだったので、予定の5個でなく、4個入りの袋を選んでいました。幾つ入っていくらか。ラベルをよく見て選んでいます。
途中で
予算3000を12円超えてしまった。
でもまだホットケーキの材料を買っていない
という事態になりました。
子どもたちは
〇モノを減らす
〇予算を増やしてもらう
の相談をしました。話し合った結果、私に予算の変更依頼。理由を聞くと、減らせるものがない。全部必要。とのこと。
 
(1000円増は想定内)
店の中で説得されて
そこで4000円に変更。
3937円で終了。
 
とその時・・・。
「消費税の端数を切り捨てているからこのままレジに行ったらオーバーするのではないか。」という新たな疑問が生まれてきました。
一難去ってまた一難。
最後にプラスしたシャンメリー1本を保留にし、会計をすることになりました。結果、もう一本購入できることがわかり、残金4円の買い物は無事終了。
 
消費税という悩ましい計算。
売り場をぐるぐる回る効率性
 
割合も小数もわからないなりに子どもたちは必至にMissionクリアにむけて取り組んだ時間になりました。
予算が間に合うか相談中
予算が間に合うか相談中