荘内銀行ふるさと創造基金の助成を受けて実施した
「子どもファシリテータ―養成講座」が終了しました。
講師 前半:工藤かえで、後半:工藤美季 (ホワイトボード・ミーティング®認定講師)
この事業は一般社団法人terraで取り組んでいる「子どもまん中社会へのアクション」のひとつであり
子どもたちが自分の意見を表明できること、相手の話を尊重して受け入れることができることといった子ども同士のかかわりを育むことを
ファシリテーションを通して学ぶ時間として位置付けています。
4回の講座には延べ11人の参加で小学1年生から中学3年生までが一緒になり活動する時間になりました。
ホワイトボード・ミーティング®質問の技で話を聞き合う練習からスタートし
最後は自分たちの身近な校則やルールについて考える企画会議というフレームを練習しました。
学校の中でもよく活用される付箋を使ったブレンストーミングを経て
ホワイトボード・ミーティング®で話を聞き合うとより深い理解につながります。
最後に参加者からいただいた感想を紹介します。
今日はホワイトボード・ミーティング®のセミナーに行っていて、学校も学年も違う3人の人と関わりファシリテーターになるための練習をしてきました。小学1年生の子がいたけど「まだ小さいから発言しなくていい」ということではなくて年の差は関係なくみんなが平等に話す時間、話す権利があるのだと改めて学びました。これは当たり前なのかもしれないけれどなかなか学校で取り入れられてはいないことだと思いました。どうしても先輩と後輩の壁、先生と生徒の壁は消えないし、「年上の人の言うことを聞かなければならない、怖くて発言できない」というのが現実です。もちろん、これが大切な時もあるけど、話し合いの時に、こういうことが起こると一部の人の意見しか取り入れられていないことになります。クラスの話し合いのときも最終的に多数決になることが多いけどそのやり方もどうなのかな、と考えさせられました。「時間」がかかるかもしれないけど、みんなが納得し、意見も言えることで、大きくいいスタートを切れるのだと思います。多数決はすごく便利だし、悪いやり方ではないけど、使い方を工夫していくことが大切だと思いました。ホワイトボード・ミーティング®は時間はかかるものの確実に自分の意見を言える時間があります。このやり方と進め方を知っておくことでより深い話し合いになると思います。どのやり方にもメリットとデメリットがあるからそれを話し合いによってうまく使い分けることをこれから頑張っていく必要があると思いました。いいこと学んだぞ!これから生徒会で生かしていければいいな!
子どもたちがファシリテーションを学ぶことで学びの幅がぐっと広がり深まります。
秋以降定期開催を予定しておりますので継続しいて、または新しいチャレンジとして。
話し合いが好きな子も、苦手な子も一緒にチャレンジしてみませんか
子どもまん中社会へのアクション
後援:天童市教育委員会
天童市子育て支援課
社会福祉法人天童市社会福祉協議会
公益社団法人天童青年会議所
山形地区支部教職員組合